なんてことない日常の記録

駆け出し医。できることを1個ずつ少しずつ増やし中。気ままに書くブログ。趣味話多め。記事長め推敲ほぼ無し。特に誰も得しないブログ。

訳もなく泣いた

今週はちょっとハードめなうな晶です。

 

それのせいではないけど今日は無性に泣きたくて風呂場で泣きました。

 

正直なんで泣きたいのか何も理由はわからないけど多分疲れてるんだろうなぁという漠然としたもの。

意味なく泣きたくなるってあんまりないので初めは戸惑ったのですがストレスだとしたらとりあえず泣いとこう!と思って泣きました。

 

今日は研修医の進捗確認と共に悩みとか要望とか月一回に聞く会議日で指導医の先生達にいわれたのは「辛くなりすぎる前にすぐ言うこと」だった。

先生達的にも言ってくれないとプログラムに影響あるし、と。何も対策打てないしね、とも。確かに。

 

ここ最近仕事の夢ばかりだし、一人受け持つ毎に当たり前だけど勉強していくことが一気に壁ができるし、たまに無力感感じるわけだけど、そりゃあ何もできなくて当然。

わかっててもなかなかに辛かったのかなぁとか。

 

あといわゆる状態の良くない患者さんは私自身は当然受け持たないけど先生達の後について救急車乗ったりとかたまに状態悪い患者さんを見て(本当に見てるだけ)心底辛くなったりする。

 

それと同時に色んな事をこなす先生たちすごいなと思ったりこういう先生みたいに患者さんに寄り添いたいなとか、こういう先生みたいに身体診察一個ずつちゃんと理解してできるようになりたいなとか。

今私にできることを一個ずつ少しずつやって、進歩してるとは思ってるつもり。

 

ただまあ多分、浪人癖というか「私は勉強してない」「皆より頭が良くない」という思考がどうしても身についてて、勉強しても私はしてないのではないかとかそういう不安がずっとあった。

 

でも今日の研修医の進捗確認要望会議で「自分が勉強してないように感じる」「でも今はこれで精一杯」「勉強しないやつだと見捨てられたらどうしよう」と思ってる不安を話したら、先生達に勉強頑張ってると思うし、そんなことは思わないよと言われて安心した。

 

とにかく何度も何度も言われたのは「駄目になるまで我慢せず言うこと」だった。

今日は夜間に何度も起きて眠れないって話をして不安を言えただけでも良かったかもしれない。

 

本当昔々の研修医のデータで申し訳ないけど、と先生が教えてくれたのは研修医1年目で臨床研修始まり最初の2ヶ月でうつ状態burnout状態になる割合は男性25%前後、女性30%?とか言ってた。

 

今はさすがにもっと落ちてるといいとは思うけど、まあめちゃくちゃハイポな病院行って空回りする気持ちはなんとなくわかる。

 

私はメンタル崩したし浪人時代が長かったせいでなるべく研修医に優しい病院を探したけどそうでないところは真面目すぎると多分メンタルやばいなーと思った。

 

うちの病院はメンタルケア面は本当力入れてるなと感じた。

 

別に先生達が嫌とか仕事が嫌とかそういうのはないし、一個ずつだけどわかることが増えていくのは楽しくもある。

しかし、そうと言ってもわからないことばかりだし、一個わかれば次の問題もあるし、新しいことは緊張するし、緊張するとめちゃくちゃ汗出てしまうので上がり症の自覚もあるから疲れてないわけないんだよね。

 

今週は本当疲れて運動もまともにできてない。

夕飯や風呂中にうとうとし始めるからこれはやばいなーって。

 

それで今日話しをしたら無性に泣きたくて、家の風呂場で泣いたら結構頭の中がスッキリした。

 

まーそれでも正直言うと浪人時代よりは全然精神的には辛くない。先が見えない不安なんかより全然今の方がいい。

ただ新しいことや知らないことってのは当然だけど緊張して疲れるし、学ぶことも山積みだから肉体的には疲れてるぽい。

疲れてるなーとは思ってたけど泣くほどかーと自分でもびっくりした。

 

まあでも泣いたら頭の中のもやもやもスッキリしたし、やはり大切ですね。

 

別に不満があるわけでもないしね。

 

今週はちょっと刺激が強いことが続いてたのでそれもあるかもしれない(^_^;)

 

残業嫌なので病院いる間に集中して仕事して勉強してどうしてもその日にやらなきゃいけないことだけはやって、翌日でも大丈夫なら切り上げてやめるようにしてるって話もした。

それも肯定してくれた。

 

先生達が言ってたのは「自分達が研修医の時も、当たり前だけど周りの先生達がすごくできるように見えて焦ったよ」って言ってくれたり「自分もburnoutした1人でリタイヤしてこの病院で再研修したんだよ」って先生もいて。

 

あとハイポな所で色んな経験をした、自分はこれだけやった!とか話する人は多いけど、例えば身体診察をどれだけしてるとか、患者さんに寄り添うとか話を聞くとかそういういわゆる地味な話はあまり外に出てこない、と。

でも医者として大切なことだし、実は案外そういうことを地道にしてる研修医は多いよ、とも。

勉強だってやりまくって睡眠時間削るような話はそりゃあ外に出てくるよ、と。それも意外とあなたと同じくらいの勉強量の研修医は少なくないよ、とも。

 

なんかそういう話を聞いて少し安心した。

まあだからといって勉強することには変わりないし相変わらず私は目の前のことを一つずつこなすだけなんだけど。

 

とりあえず毎日同じ身体診察をこなして状態の変化を診たり、今は何を見てる、何を聞いてる、とか意識するようにして少しずつ身体診察も前進してる。

 

最近やっと国家試験受かったんだなぁという感覚は出てきた。

あー浪人辛かったなぁと。

浪人時代の辛い気持ちと比べるといけちゃう!と思うのが逆にあかんかったのかもしれんけどw

 

今の所浪人時代が最も人生で辛かった時期ナンバーワンなのであれを越える辛い人生はなるべく送りたくないなー。

 

諦めなくて良かった。ありがとう過去の私。

大変だけど頑張れるよ。

医者になれてよかった。