なんてことない日常の記録

駆け出し医。できることを1個ずつ少しずつ増やし中。気ままに書くブログ。趣味話多め。記事長め推敲ほぼ無し。特に誰も得しないブログ。

勉強ができない人間

晶です。

 

ふと思い返して、やっぱり勉強できない人間だよなぁと改めて思ってます。

よく医者になれたよ。本当に。

 

小学受験

受験中、先生の話をしっかり聞いてたはずなのに、2問解くはずが1問しか解いてなくて途中で気付いて問題解くも最後まで解き終わらず減点された。

 

小学二年生。

塾に入った。入塾テストはギリギリ合格。

割り算の筆算が理解できなくて、毎日号泣して暴れてた。

同じ頃?カタカナのテストで悪い点をとった。カタカナが書けなくて、カタカナ全部書けるようになるまで学校には行かせないと親に言われて一日中家でカタカナを書いてた。

 

小学生半ば?

都道府県のテストで、県名と位置が一致せず、北海道札幌市と沖縄県那覇市以外を全部山口県山口市で埋めた。居残りして、何度も何度もテストを受けて合格した。

 

算数

高学年になると中学受験の勉強が増えていく。とにかく授業中に理解するのが難しく、放課後や休み時間にしつこくしつこく先生に聞きに行ってた。

皆がすんなり理解してるのに、何で私はこんなにわからないのだろうと劣等感を覚えてた。わからなくてよく泣いてた。

 

どの科目もそうだけど、納得いかないと次に進めなかったし、先生の話も入ってこなかった。つまづくと先に進めなかった。

分数も無理矢理、理解したけど、正直最初の頃は納得いかなくてずっとつまづいていた。

 

小学生の時から授業中に睡魔に襲われるようになった。わからなくて脳が停止してたこともあるけど。わからなくてつまらなくて眠くなってた。それは以降もずっと続く。

 

 

中学上がる前

先取りで予習していたが、数学のマイナスの計算の概念が意味がわからず、何度も何度も繰り返して、納得するのに凄い時間をかけた記憶がある。予習してなかったら置いてきぼり食らってたと思う。

 

中学高校

予備校に行ったり、家庭教師つけて勉強してるはずなのどんどん成績が下がっていった。勉強の仕方がわからなくなってた。キャパオーバー。

 

高3春

センター模試英語は半分も取れなかった。

センター数学模試も半分取れない。

化学は必死に勉強したのに文系入れて学年ブービー。偏差値40?

一生物だけが偏差値50くらい。

このあたりはしょっちゅう泣いてた。

 

よく一浪で医学部に受かったよ…。

 

で、医学部。

勉強が大変になりキャパ的に追いつかなくなり、人間関係もこじれて2年目に典型的なうつ病になってからしばらくの間の記憶が曖昧。

とりあえず最低限の単位のためだけに出席と実習に這いつくばって出てたけど、フラフラだったし、正直なにをしてたのか思い出せないレベルで弱ってた。

CBT試験。

人より早めに4月から勉強したけど、七割ちょっとしか取れなかった。良い成績ではない。

大学は学年最下位で卒業。

 

 

国家試験浪人。

講義を聴きながら板書ができない自覚を持つ。思い返せば小学生の時からできてなかった。

記憶力は昔から悪い自覚はあったけど、それを再認識した。

講義がとにかく眠い。

問題演習がとにかく眠い。

眠くならないようにするには別の方法にする必要があってそっちを最後は続けた。

 

研修医

何度も何度も何度も何度も同じ薬の名前を調べる。鑑別系の頭文字のやつもすぐ忘れてしまうのでいつも確認する。数字系もすぐ忘れるので何度も確認。時間がかかる。良くない。

普通の人は一体何回で覚えるの?

 

 

勉強以外だとダンスとかそう。

見て覚えることが瞬時にできなくて、ビデオに撮って家で何回も繰り返して、身体に覚え込ませてた。

体で覚えれば動けるけど、頭で覚えようとするとわからなくなる。

 

ピアノもやってたけど、右手左手バラバラに楽譜を読むのが本当にきつかった。ト音記号で覚えたのに、ヘ音記号が出てきて、どうしてもト音記号ヘ音記号が頭の中でごちゃごちゃに混ざってしまい、ヘ音記号出たあたりでどんどん嫌になりピアノは諦めた。

 

逆に言うと覚え込ませればできることもあったので勉強もそうしてた。

漢字とかは書き順を必ず覚えて、何度も何度も書いて手の感覚で覚えた。

 

英語の単語は何度も見て、なんとなくの視覚的な羅列で覚えた。結果的に似た単語は訳わからなくなること多いけど…。

 

リスニングも苦手。

そもそも日本語でさえ聞き取るの大変なときある。

英語になると一単語が脳に入ると次の単語が脳に入り、そうすると前聞いた単語がところてんのように押されて上書きされどんどん忘れてしまう。結果、何もわからない。何が聞こえたかも覚えてられない。

 

日本語でも雑音が入ると一気にわからなくなる。

病棟カンファレンスで横から少しボリュームのある会話が聞こえるとそっちに気が行って先生の声が言語でなくなる。結果どっちも聞こえないw 

雑音なくても日本語として認識できないような早口とかモゴモゴだと何も頭に残らない。聞こえていても3つくらいいっぺんに言われると覚えられないのでメモしながら聞き返す。

結構困る。

 

思い返すと小さい頃から勉強では苦労してた。

頑張ってきてるとは思うけど、酷な道を選んだなとも思ってる。

地頭がよくて医者になる人の話を聞くと羨ましくなることが多かった。

多くの医者はある程度は昔から成績がいい人が多くて、割り算の筆算やら、分数やら、カタカナや都道府県で悩んでた話は少なくとも聞いたことはない。

意外にいるのかな。いるのなら色々話をしてみたいけど。

 

ただまあ成績はできないなりに人より頑張って、小学生までは悪くない方だった。国語は勉強しなくてもある程度は取れてたのも救いだったかもしれない。

そういう意味では成績は良好だったのか。

でも少なくとも勉強しなくても成績が良い子ではなく、必死に勉強して成績が良い方だったので、この差は大きいわな。

 

一生つきまとうんやろな。医者になったからには。

頭が良くなる薬とか夢だよな-。

 

勉強は頑張ってます。今も。覚えが悪いので何度も何度も同じものみてる。

本当に覚えが悪くて自分にいらつく。

せめて記憶力だけでももう少しあったらなぁ。。