いつの間にやら8月
研修についてあんまり書いてなかったなぁと思い思いつきで書き始める晶です。
内科回ってますが、わかったこと。
心不全と糖尿病の治療むずくね???
この2つの難しさの共通点。
共通点①
急性期の治療後→移行期の治療→慢性期治療
答えがないってのが本当に難しい。
特に移行期の治療は何が何やらになる。
共通点②
コントロール
ここのコントロールの部分が経験則必要とするところが多いから、経験値ないから本当に難しい。
あと入院と通院での治療は話が変わるから同じ慢性期でも自宅に帰るための治療に切り替えていく大変さとか。
考えること多すぎ。
共通点③
色んな薬使う
治療をややこしくしてる原因の一つだと思う。心不全と糖尿病のときは勉強すること山積みで頭パンクしかけた。
また受け持ったら同じようにできるか?と言われたら多分また勉強すると思う。
定着させるのめちゃキツくね…。
でも1回目より2回目、2回目より3回目とわかっていきそうな感じもある。こればかりはやっていくしかないかなぁという感じ。
できないことばかりだし、緊張するとすぐ上がるし、不安ばかりだけどなんだかんだやってこれてるなぁと。
まあ先生達が優しいからめげずにやれてるとしか言えないのですが…。
これからもう少しハードな科いくときや、院外病院での研修とか、やっていけるかなぁ。やっていけるといいなぁ。
忙しいし疲れすぎて体調も少し崩し気味だったけど、ふと我に返ると医者になれて良かったなぁとやっぱり思う。
浪人してるときより体力や気力は確かに削られてるんだけど、やっぱり医者という仕事をずっとやりたかったから充実感がある。
あと多浪したからか、ある程度は知識が定着してたり(忘れることも多いけど…)、自分なりに色々まとめてたのが割と思考するときに役立ってる。
まあ細かいところや丸暗記部分はかなり抜け落ちてるけど…。
さすがにもう国家試験本当に受かったんか…という感覚はないけど、でも思い返す度に安堵する。
そういえば、参考書の類も買わざる得ないものも少しずつ増えてきてる。
が、なるべく買いたくないのでどうしても買わなきゃなぁというやつだけにしてる。
病院で購読してるレジデントノートは本当に役に立ってて、あれとあれはそのうち自分用に買おうかな…とか思ったりはしてる。
あと案外イヤーノート使う。
可能な限り電子書籍で買ってるけど、たまに本でないやつとかあってそのあたりがちとダルい。
よく使うのは
・今日の治療薬(薬の検索で必須アプリ)
・国試に使ったイヤーノートなど(medilink)
・「型」が身につくカルテの書き方(カルテだけじゃなくて退院時サマリーとかそういう書類作成時でも重宝)
・やさしイイ胸部画像教室(胸部読影するとき)
・CT読影レポート、この画像どう書く?(CT見るとき)
・診察と手技がみえる(身体診察する時や手技確認のとき)
・画像診断コンパクトナビ(全身に使える、正常すぐ見れる、脳読影時は特に重宝)
今後頻繁に使いそうだなーというやつで最近買ったやつ
・内科診療フローチャート(診断、治療、数字的な部分とか色々)
サイトだと
・up to date(ページ全体をグーグル翻訳して使ってる)→エビデンス高いもの多いらしい?
・今日の臨床サポート(課金済み)→一部の先生好きじゃないみたいだけど研修医には使えると思った
・クレアチニンクリアランス計算するサイト(割と計算すること多い)
たまに見るのは
・ヒューマンアナトミーアトラス(アプリ)→3Dで解剖わかる
レジデントノートだと色々いいなーというのはある。名前はちゃんと覚えてないけど…
・心不全など循環器もろもろ
・糖尿病もろもろ
・同効薬の使い分け
・輸液
・内視鏡の見方
こんなニュアンスの内容。
レジデントノート他にも色々読んでたけどすげー使えた!と記憶に残ってるのは今の所このあたり。多分このあたりはそのうち買う。レジデントノートは多分今後もお世話になる気がする。
アプリだと
・医書.jp…電子書籍まるけ。レジデントノートもあるし、メモ機能やマーカー機能、検索機能もろもろあって凄く使いやすい。
・M2+…医書jpにない本でこっちにあるときはこのアプリ使ってる。
・PDFアプリ(自炊した本入れてる)アプリの名前忘れた。
・medilink(イヤーノートや薬が見えるは割と使うこと多い。知識の整理にもいい。割と公衆衛生とかもみる)
・ヒューマンアナトミーアトラス
かなり限定的にはなるけど
・新しい皮膚科学
・病気が見える「運動器・整形外科」…神経系の細かいこと確認したいときめちゃ使えた。
なんか他にもこれええわーってのあった気がしたけど忘れた。
一応それなりにちゃんと勉強してます!爆
というかせざる得ない。主治医になってやってるから、毎日具体的なプラン(とその理由)を立てて指導医に相談。そりゃやらざる得ない…。
まあ能動的な勉強は楽しい。大変だけど…。
一人の患者さんを本当に診ようとすると色々なことを勉強しないと診れないと常々実感してる。
勿論他の疾患の関与は勿論なんだけど…。
例えば血便あります。検査して癌ではないとわかった。画像から憩室出血です。じゃあ安静にして輸液しときましょ。←国試ならこのあたりまでかもだけど
血便止まらないと下部消化管出血の原因わからん(内視鏡できん)。それまで血が止まらんと食事できない。じゃあ食事できない人に何をどれだけどの速度で輸液をする?カロリーは?電解質は?飲水量は?
出血止まらないと貧血になる。身体診察は?輸血適応は?輸血しなくちゃいけなくなったとしてどれだけの量?速さは?
できる検査は何がある?何をフォローする?気をつけないといけないことは?
その検査をどう解釈する。本当にそれは異常?正常?異常なら手は打てることはない?
治療は輸液以外に何を考えなきゃいけない?はっきりした原因精査できないなら、他に手はない?
検査ができないとき可能性としてどういう原因を考える?疫学は?治療は?
なんかこう、こういうことを何人も同時にやってる上の先生達って本当にすごいです。
学ぶことは山積みやー!奥が深すぎるよ医療の世界。
あと薬、一番目にするのは下剤だと最近思った。
もっと目にする薬あるかなぁ?
いや、やっぱり下剤は多い気がするな…。
とまぁ、こんな感じで研修してます。
内科あと半分ないのだけど短すぎぃ!!